メンテナンスフリーの落とし穴
家に使われる材料のなかにはメンテナンスフリーと呼ばれる物があります。
メンテナンスフリーと聞くと、お手入れ不要なのねと魅力的ですよね。
でも、ちょっとまって!ほんとう?
お手入れが要らないものなんてあるのでしょうか?
家に関する事でいうと
・ビニールクロス
・サイディング
・複合フローリング
というものがメンテナンスフリーの代表かもしれません。
ビニールクロスは、汚れても
中性洗剤でふけて、普段は特段なにもしません。
サイディングというのは
外壁のことで、塗り直しは不要なタイプがあります。
複合フローリングは、何層かになっており
一番上がほんの数ミリの無垢板がシート状に
なっているタイプです。
これも普段は掃除機や
水拭きなどしておそうじするだけですね。
え、でも、おそうじしてるから
メンテナンスしてるよね?と思いますよね。
では、メンテナンスが要るよって
言う物はどんなものかというと例えば下記です。
ビニールクロスでない壁材
→珪藻土、しっくい
サイデイング
→モルタル、吹き付け
複合フローリング
→無垢フローリング
どういうことか、というと
メンテナンスフリーと呼ばれるものは
「使い捨て」で「寿命が短い」ということです。
小さい意味では日頃のおそうじはメンテナンスです。
けれど、今回はもう少し長いスパンでメンテナンスを捉えてお話します。
家の寿命が100年200年という欧米では
あえて、メンテナンスが必要な素材を選ぶ傾向にあるといいます。
ビニールクロスは、20年もすると
糊のあとが染みたような汚れがきたり
黒ずみがとれなくなったり
なんだか薄汚い感じになっていまいます。
アパートでも5年も住めば
かなり使用感がでて、張り替えたくなりますよね。
静電気も起きやすく
埃を吸着しやすい性質も影響しているかもしれません。
対して、珪藻土などは、
上塗りをしたりして、ずっと使い続けられます。
複合フローリングは
上層のコーティングがはげたりすると
だんだん数ミリの無垢シートがちぎれてきて
補修不可能なものです。
対して、無垢のフローリングは
傷を埋めたり削ったり
2年に一度程度、塗装をすることで経年劣化を楽しめます。
古くなっても新鮮に使えます。
手入れが必要という素材は
天然素材であり、人に優しいです。
面倒かもしれないけど、時々、
メンテナンスをすることで捨てずにアップデートできます。
そうしているうちに、家に愛情を注げます。
欧米では、家を自分で直して住む人が多いと聞くことがあります。
素材に、メンテナンスが必要な物を選んで
大事に手入れしながら長く住むという方向性なんですね。
日本も伝統的な建築工法だと、土壁だったり
かやぶきだったり、
絶対メンテナンスが必要だけど、直せるやり方ですよね。
私は、昨年、一部屋をあこがれていた
珪藻土と無垢フローリングに変えました。
これは、風水の自然に近い物を家に
取り入れる発想からそうしました。
雰囲気が良く、
結果地球にも優しくなったかなって思います。
じゃあ、急に、珪藻土塗らなきゃってことではありません。
ビニールクロスがだめってことでもありません。
そうじをする時に、こんな風に考えてみてはいかがでしょうか。
例えば、窓の桟がドロドロだーって
ゴシゴシしたとします。
その結果、アルミの桟は錆びずに
来年も再来年も使えるわけです。
うん、地球にやさしいぞ、と
小さいメンテナンスも
大きな視点で考えたらどうでしょう。
マメに汚れがひどくなる前に
掃除をすることで、強い洗剤を使わない。
これも、地球にやさしくできてる
=人間にも優しいって考えたらどうでしょうか。
年末に近づくにつれ
大掃除が気になるわけですが
掃除すると運氣アップばかりか
地球にも優しくしてるんだって思えば
ちょっと嬉しいかな?どうかな?
「一生パワースポットに住む!」を目標にボイジャータロットと
風水×インテリア×整理収納で夢を刷り込ませた家づくりをアドバイス。
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空間マジックマスター
つのださちこ